就労移行支援 就職できない|解決策
- 就職率90%
- 平均8.9ヶ月で卒業
- 利用者満足度約9割
就労移行支援で就職できないを解決する方法は就職率が高く就職実績のある就労移行支援事業所を使うことです。
就労移行支援事業所の3割は就職率0%だからです。
就労移行支援に頑張って通っても就職できない可能性があります。
正しく就労移行支援事業所を選ぶことが就職への第一歩です。
これから就労移行支援の施設をお探しの方は、おすすめの事業所をまとめているので、こちらから見学する施設を検討してください。
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この記事では就労移行支援を利用しても就職できない理由と利用のポイント、就職活動、就職できなかった場合の対策を紹介します。
就労移行支援を利用しても就職できない理由
就労移行支援を利用しても、就職できる人もいれば、就職できない人もいます。
就労移行支援事業所は、通所できる期間は2年間と決まっています。
原則、就労移行支援は2年過ぎたら利用のための期間延長申請が必要です。
延長には、市町村と事業所と合意がでた場合になります。
例えば、名古屋市のケースだと…
初めから利用期間が2年以上の場合、あん摩マッサージ指圧師、はり師又はきゅう 師の資格取得と目的とする養成施設を利用する場合は 3年間又は5年間と2年以上利用可能です。
2年と定められた利用者の場合、延長には条件があります。
○ ただし、標準利用期間では、十分な成果が得られず、かつ引き続きサービスを提 供することによる改善効果が具体的に見込まれる場合に限り、標準利用期間を超 えて最大1年間の更新(原則1回)をすることができることになっています。
https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/_files/00112604/hyoujunntuuti.pdf
一般就職できなかったら就労継続支援A型・B型の事業所を利用する場合もあります。
就労継続支は型・B型の事業所は、就労移行支援事業所と違い利用期間に制限はありません。
就労継続支援A型事業の事業概要
通常の事業所に雇用されることが困難であり。雇用契約に基づく就労が可能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供その他の就労に必要な訓練等の支援を行う。
就労継続支援A型事業の対象者
・移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった者
・特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結び付かなかった者
・就労経験のある者で、現に雇用関係の状態にない者
*平成30年4月から、65歳以上の者も要件を満たせば利用可能。
就労継続支援B型事業の事業概要
通常の事業者に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援を行う。
就労継続支援B型事業の対象者
・就労経験がある者であって年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった者
・50歳に達している者又は障害基礎年金1級受給者
・上記に該当しない者で、就労移行支援事業によるアセスメントにより、就労面に係わる課題等の把握が行われている者
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html
作業内容としては、以下のようなものがあります。
就労継続支援B型事業
- 花や野菜の栽培
- 市町村からの依頼で花壇の花を植え替える
- コーヒーやパン、せんべいなどの製造
- インク等を入れるための箱作り
- 布を使用したマット作り など
就労継続支援A型事業
- パソコンなどの事務作業
- カフェなどのホール作業
- 製品の梱包 など
事業所側の問題
金儲けで利用者集めしているひどい施設があるのも事実です。
例えば…
- 一般就労に移行できる人をわざと2年間通所させる
- 就労移行支援事業所として就職実績がない
就労移行支援事業所の3割は就職率0%というデータがあります。
新規事業所でもないのに実績がないケースでは、一般就労につなぐ能力がありません。
2年間通所させて一般就労に結びつかない残念なことになってしまいます。
簡単で単純な作業ばかりで利用者の能力に合わせてステップアップしていかない。利用者の働く意欲を無視するような作業所もあります。
こういった場合、一般主労に移行できないのは利用者ではなく、事業所側に問題があります。
また、支援者の能力を考えずに何でも受け入れてしまうような「受入れに向けた課題」や支援者の能力によった「支援困難」を抱えている事業所もあります。
支援者の能力が低いのにたくさん受け入れることで、事業所全体のバランスが崩れることもあります。バランスが崩れることで、安定して通所できていた利用者が不安定になってしまうケーズもあります。
利用者側の問題
就労移行支援事業所へ通所するにあたり、利用者側に課題があるときがあります。
例えば…PCで資料を作成する日が続いたり、作業が単調なことについて、「つまらないから行きたくない」「毎日毎日毎日、同じことの繰り返しで」と感じたりします。
就労移行支援プログラムでは、スキルを習得したり、作業をするだけで変化がないと「つまらない」「単調である」と思うかもしれません。
ですが、通所する意味は作業ではなく、以下のことがメインになることもあります。
- 生活リズムを作る
- 体調管理ができるようになる
- コミュニケーションの取り方を学ぶ
- 自己分析ができるようになる
- ストレスをコントロールできるようになる
就労する上で欠かせないことですが、障害や疾病の特性上で難しさを感じる方もいます。
個人の生活面、スキル面、就職活動などを考えているプログラムになっているので、
個別な部分が多いと思います。
例えば…1ヶ月間、遅刻早退なく通所できたとします。ですが、就労すると毎日出勤するわけですから、継続してそれができるようにになることが必要です。
そこに慣れてしまったり、当初支援員と合意をとったことを忘れてしまっていたりすると就労移行支援事業所に通所することに「無駄・意味ないと感じる」ようになっていくことがあります。
就労移行支援事業所に通所する上で「いじめや支援員と合わない」と不快な思いをすることもあるかもしれません。
例えば…支援員に何度伝えても自分の障害や疾病に対する理解が得られない。他の利用者との相性があわないこともあります。
通所する上で、事業所が辛い場所であればストレスもかかり、状態が悪化することもあります。
支援員であれば変更してもらうことも可能かもしれませんので、申し出ることもできると思います。
ただ、支援員や他の利用者がいるときの全体の雰囲気、事業所の風土があわない場合には通所する事業所を再検討する必要があるかもしれません。
就労移行支援 就職できる利用のポイント
安定して通所する
就労移行支援事業所に安定して通所することは、一般就労するためには必要不可欠です。
一般就労をする上で大切なことは、勤務日に遅刻早退、欠勤なく通勤し、勤務することになります。
約束していた勤務日に遅れたり、お休みすることは、会社や一緒に働くスタッフに負担がかかります。
就労移行支援事業所で一般就労するために求められることは…
- 決まった時間に来て、決まった時間に帰宅する
- 日中の作業を無理なく、安定してできる
- 通所日に理由なくお休みをしない
といったことです。
自分の障害や疾病の特性によって、始めは難しく感じることもあるかもしれません。
ですが、少しずつ無理なく、安定を継続させることがゆくゆはできるようになるといいですよね。
健康管理と日常生活管理をする
一般就労に向けて、健康管理と日常生活を管理するのは必要なことです。
なぜなら、会社側も勤務日にはきちんと出勤してほしいからです。
心身共に波は誰にでもありますね。ここでポイントなのは、その波があることをきちんと理解して管理できているか?ということです。
「今日は、少し疲れているかもしれない」「気持ち的にしんどいかもしれない」という日には、自分でコントロールできる部分で工夫する、早めに支援員(会社のスタッフ)に伝える。
これも大切な健康管理です。
日常生活の管理では、遅寝遅起きの習慣がついている人は、昼夜逆転の生活を整えることから始めるのもいいですよ。
通所日だけ早く起きるようにしていて、就労移行支援事業所に通所するのも一苦労。日中に眠気に襲われて作業が安定してできないようでは困ってしまいますよね。
- 起床時間は一定にする
- 日付をまたぐ前に就寝する
- 就寝時間を7時間半前後にしてみる
- 朝起きたら、日の光を浴びる
- 薬の服用を守る
- 予約日に通院する
こういった日々の積み重ねが、日常生活の管理に繋がっていきます。
障害理解を深める
自分の障害や疾病の特性を理解することも大切なことです。
障害も疾病も診断名だけで判断されることは、リスクが高いからです。
大きな音が苦手な人が騒音のする会社で勤務すことはストレスになりますよね。
でも、同じ障害や疾病でもその騒音が苦手じゃない人もいます。
自分が快適に就労できる会社を見つけるために、自分が何が苦手で、何を配慮してほしいのか理解していることは自分のためになります。
もし、自分でわかりにくいことがあれば周囲に尋ねてみるのもいい方法だと思います。
自分では見えないことが、他者には見えていることもあるからです。
就労先を見つけるためのポイントになったり、面接時でも必要になることがあるので障害への自己理解はぜひ進めておきましょう。
ソーシャル・スキルを磨く
ソーシャル・スキルとは、人と関わるため、社会と関わるために欠かせないスキルです。
人と関わる中で起こる葛藤やストレスに対してての能力を磨いていきます。
- 自分を人に紹介する時
- 人の話を聞くとき
- 上手に物事を断りたいとき
- 人にお願いしたいとき
- 上司に連絡や報告、相談するとき
- 同僚と仕事の打合せをするとき
- 相手の気持ちを察するとき
ソーシャル・スキルを育てるためにソーシャルスキルトレーニングがあります。
ソーシャル・スキルを磨く中では、ロールプレイが行われたり、グループワークが行われたりすることもあります。
このスキルが不足していると、社会や人と上手に関われずに困難や葛藤、孤独感を引き起こすこともあります。
一般就労を目指すためにも、必要不可欠なスキルです。ぜひ身につけましょう。
継続して働くサポートを受ける
就労移行支援事業所では、一般就労後に継続的な支援(フォローアップ)を就職後6ヶ月間は受けれます。
定着支援という制度が利用できる事業所であれば、就労後も3年間はフォローが受けられます。
こんな悩みも支援員と一緒に解決していけます!
- 就職前と就職後のギャップについて
- 上司や同僚とのコミュニケーションについて
- この先のキャリアやチャレンジしたいことについて
- 就職後の生活リズムについて
- 仕事とプライベートの両立について
自分では悶々と悩んでしまうことも、支援員と話していく中で整理されていき、職業理解や自己理解も深まります。
理解が深まったことは、上司や同僚に伝えることで、快適な環境に一歩ずつ近づけていくことも可能です。
就職してから安心して働けるまで支援員を頼りましょう!
障害者の就職活動のポイント
自分の働きたい会社を探して、選考を進めていくという方法は一緒です。
求人の探し方や選考での質問は、障害者採用だからこそという部分はあるでしょう。
働く条件を検討しましょう。
- 通勤時間
- 雇用形態
- 福利厚生
障害をオープンにするか、クローズにするかも要検討です。通院日がある、障害や疾病の特性上で配慮が必要だということであればオープンにするか?も考えないといけません。
一般採用でも難所ですが、障害者雇用でも書類選考の準備は必須です。
履歴書や職務経歴書の中身は別として、ビジネスマナー上でのポイントは必ず守りましょう。
面接については、内定まで1~3回。企業によって、雇用形態によって差があります。
まずは、最低限のマナーができるように支援員の方と練習しましょう。
- 遅刻厳禁
- 身だしなみチェック
- ノックをして、返事があったら入室する
- 「失礼します」と声をかける
- 扉は、ドアの方に振り返って静かにしめる
- 挨拶は明るい声ではっきりと
ちょっと覚えることは多いですが、何度か練習すればできるようになります。
「配慮が必要な点はありますか?」と質問されたら、答えられるようにしておきましょう。
ここではこんなことが分析できているかが、ポイントになります。
- 自分の障害や疾病の特性を自己理解できているか
- 自分の長所や短所などへの自己理解が進んでいるか
- 職種、業種、企業への仕事理解ができているか
面接の質問の中でも、事前に考えることができる点なので、しっかり準備しておきましょう。
また、他にも就職する理由やその後の生活、体調の変化、得られるもの、できるようになることも一緒に整理しておくといいでしょう。
就職できない場合は転職エージェントも活用しよう
一般就労が難しいと感じる時は、転職エージェントを活用するのも大事です。
一人で探したり、支援員と探すのには、限界があるからです。
ハローワークや転職・就職サイトでは、自分の力で希望の雇用形態や職種、企業を探さないといけません。
でも、転職エージェントでは、障害者採用の専門的なノウハウや情報をもった専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。希望に待っりした求人を探してくれるので、就職活動へのハードルも低くなります。
転職エージェントでは、これまでの企業との信頼関係から自分の障害や疾病の特性にあわせた仕事内容や条件の交渉も可能になることも。
非公開求人は転職エージェントならではの特権です。
- 自分の希望は通るのだろうか?
- 自分は転職できるのだろうか?
- 自分の希望職種はあるのだろうか?
そんな悩みも専任のキャリアアドバイザーがしっかりヒアリングしてくれます。
利用の流れは
①登録
②カウンセリング予約(転職エージェントより連絡あり)
③キャリアカウンセリング(対面、オンライン、電話など)
④転職活動開始
転職活動を開始すると、自分に合った求人情報を紹介してくれます。キャリアアドバイザーと相談しながら、検討。企業との面接スケジュール調整や面接対策までサポートしてくれます。
一人での就職活動は、思うよりもストレスがかかったり、不安になったりします。
転職エージェントを活用すれば、二人三脚で転職活動を乗り越えることができます。
「dodaチャレンジ」や「アットジーピー(atGP)」などの転職エージェントを検討しましょう。