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就労移行支援 選び方

就労移行支援事業所の選び方のポイント6つ

ポイント1:就職実績

就労移行支援の選び方の一つ目のポイントは、就職実績です。

なぜなら、就労移行支援事業所の約半数は就職率20%以下だからです。

例えば…平成28年度年度の厚生労働省障害福祉課調べ(平成28年4月分 回答率:89.2%)には以下のような記載がありました。

一般就労への移行率が20%以上の就労移行支援事業所の割合は、51.9%である。一方で、移行率が0%の事業所が3割弱となっていました。

平成28年4月の実績

移行率 事業所の割合
0% 29.7%
10%未満 5.0%
10〜20% 13.5%
20〜30% 14.2
30〜40% 9.3%
40〜50% 6.3%
50%以上 22.0%

参考:就労移行支援に係る報酬・基準について

就労移行支援事業所の約8割は、一般就労への移行率が60%未満です。

「働きたい」から就労移行支援サービスを利用するのに就職できないでは困りますよね。

ですから、第一の選び方のポイント就職実績に注目してください。

ポイント2:定着率

就労移行支援の2つ目の選び方は、定着率です。

就労移行支援等には、6か月のアフターフォローが義務付けられてるからです。

例えば…定着率89.7%という表記は、就職後に約9割の方が6か月間勤務できたということになります。

一般就労へ移行した方が就労の継続するため企業・自宅等への訪問や相談があるときに来所することで、必要な連絡調整やアドバイスをくれます。

(例)就労にともない生じている生活面の課題

  • 生活リズム
  • 体調管理
  • 金銭管理

などを必要に応じて、相談に応じてくれます。

定着率の高さは、事業所のアフターフォローの質の高さです。就労移行支援の実力を見抜くために定着率の高さに注目してください。

ポイント3:対応地域

就労移行支援の3つ目の選び方は、対応地区です。

なぜなら、事業所によって全国展開か首都圏展開か異なるからです。

  • 交通費は自己負担でまかなえるか?
  • 自分の特性や性格を踏まえ、時間をかけて通所することができるのか?
  • 仮に毎日の通所になっても、通えるか?
  • 最寄りの公共交通機関で通えるのか?

就労移行支援事業所に通所するわけですから、通所できる事業所を選択する必要がありますよね。

首都圏でいくつか候補がある場合は複数確認して、事業所との相性を見ながら決定してくださいね。

ここまで絞り込みをした上でさらに分析を進めます。

ポイント4:同じ障害を持つ利用者がいるか

「就労移行支援事業所はどこがいいのか?」事業所を選び方にお悩みの方には、【同じ障害を持つ利用者がいるか】を調べることをおすすめします。

支援員が障害理解が深まっていない場合がある、交流面で差が出るからです。

例えば…身体障害や精神障害に特化した事業所に発達障害をお持ちの方が通所し始めたとします。でも、支援員は今まで身体障害や精神障害の方を相手にしてきているので、その方面に詳しくても、発達障害については経験がなかったり、簡単な知識しかもっていないかもしれません。ブログラム内容がわない場合もあります。

同じ障害を持つ方同士での交流という部分でもマイナスに働きます。
似たような悩みや意見を交換できる場も大切ですよね。

発達障害の方は発達障害に特化した事業所または、障害をまんべんなく受け入れている事業所を選ぶといいです。他の障害の方も同様です。

同じ障害を持つ利用者がいるか、今までに対応したことがあるかを見学で確認しておきましょう。

ポイント5:プログラム内容が就職に繋がるか

プログラム内容で事業所を選ぶ上で大切なのは、【プログラム内容が就職に繋がるか】です。採用担当者があなたを採用したいと思えるようなスキルを身に着けることができるか?が勝負です。

プログラム内容は、事業所によって、カラーがあるので合う人と合わない人がいます。
プログラム内容が豊富でないと、「つまらない」「意味がない」と感じてしまうこともあります。

通所したい事業所のプログラム内容を把握することも重要ですが、他の事業所と比較するのも大切です。また、プログラムを行っていくうえで就労に繋がったかの実績もチェックしてください。

プログラム内容に企業実習があるかも選び方のポイントです。一般就労を目指すために通所しているので、就職につながるようなプログラムがないと無駄になってしまいます。

気を付けてほしいのが、就労移行支援事業所を利用者獲得を目的とし、金儲けのために運営している事業所が残念ながらあるということです。就労移行支援事業所が「闇」と言われる理由ですね。
就職できない原因が、就労移行支援事業所にあることも。一生懸命取り組まれている事業所もありますが、一部にはそういう心無い事業所があります。スタッフによる陰口やいじめなど悪質な実態がありますので、探し方に気をつけてください。

一般就労を目指して行う就労移行支援事業所は利用期間が2年と決まっています。2年過ぎたら、市町村と事業所と話し合って延長ができることもあります。また、就労継続支援事業A型や就労継続支援B型に移行される方もいます。

ポイント6:支援スタッフの相性、雰囲気に安心できるか

就労移行支援事業所の失敗しない選び方として【支援スタッフの相性、雰囲気に安心できるか】があります。

支援スタッフと相性が合わないとトラブルになり、スタッフ嫌いになってしまったり、通所が苦痛になったりしてしまうこともあります。

見学に行ったとき、「雰囲気合わないな」「スタッフの印象が悪いな」とおかしい点があれば利用をやめておくといいかなと思います。

就労移行支援事業所で就職に繋がる利用のポイント

就労移行支援事業所に通所している方で就職に繋がるには、企業の求める人材になれるかどうかです。

通所する意味ないと思う人と本来の通所する意味を考えてみましょう。

就労移行支援事業所での出来事に意味がない、つまらないと感じた人が潰れることが多いです。「続かない」「辞めました」「時間の無駄」という方もいます。

就労移行支援事業所に本来通所する意味は、企業に採用されやすい人材になるためです。採用活動に合格するために各事業所にはプログラム内容が用意されていたり、通所に関するルールがあったりします。

プログラムに参加する中で、企業がほしいと思えるような基礎知識や能力を身に着けていくことが必要です。また、人と会話のキャッチボールができる雑談力もつけると良いでしょう。

「今の自分が採用されるか不安」と思う方もいるかもしれませんが、通所してからの変化があれば大丈夫です。

就労移行支援事業所も、新規利用者獲得のために企業を開拓する営業をしてくれているところもあります。

企業が求める人材になれるよう、就労移行支援事業所を活用していきましょう。

利用のポイント1:障害理解を深める

自分の障害や疾病の特性を理解することも大切なことです。
障害も疾病も診断名だけで判断してしまうことはリスクが高いです。

大きな音が苦手な人が騒音のする会社で勤務することはストレスになりますよね。
でも、同じ障害や疾病でもその騒音が苦手じゃない人もいます。

自分が快適に就労できる会社を見つけるために、自分が何が苦手で、何を配慮してほしいのか理解していることは自分のためになります。

もし、自分でわかりにくいことがあれば周囲に尋ねてみるのもいい方法だと思います。
自分では見えないことが、他者には見えていることもあるからです。

就労先を見つけるためのポイントになったり、面接時でも必要になることがあるので障害への自己理解はぜひ進めておきましょう。

利用のポイント2:自己管理を身につける

一般就労に向けて、自己管理を身に着けることは大切です。

就労するということは、勤務日に遅刻早退、欠勤なく出勤し、勤務することとなります。会社は、勤務日にきちんと勤務してほしいと思っています。

管理できるようになると良いポイントは2つです。

  • 健康管理
  • 日常管理

心身に波があることは、誰にでもあります。重要なのは、自分でそれを気づいて、コントロールしているか?ということです。

「今日は、少し疲れているかもしれない」「気持ち的にしんどいかもしれない」という日には、自分でコントロールできる部分で工夫する、早めに支援員(会社のスタッフ)に伝える。

これも健康管理の一つです。

日常生活の管理では、遅寝遅起きの習慣がついている人は、昼夜逆転の生活を整えることから始めましょう。

通所日だけ早く起きるようにしていて、就労移行支援事業所に通所するのも一苦労。日中に眠気に襲われて作業が安定してできないようでは困ってしまいますよね。

  • 起床時間は一定にする
  • 日付をまたぐ前に就寝する
  • 就寝時間を7時間半前後にしてみる
  • 朝起きたら、日の光を浴びる
  • 薬の服用を守る
  • 予約日に通院する

こういった日々の積み重ねが、日常生活の管理に繋がっていきます。

少しずつ無理なく、安定を継続させることがゆくゆはできるようになるといいですよね。

利用のポイント3:仕事で必要な能力を身につける

採用担当者があなたを採用したいと思えるような知識・スキルを身に着けましょう。

事業所によって、プログラム内容に違いがあります。各事業所で業種や職種に対応するプログラムが違い、特化しているところがあるので事業所・プログラムを選ぶ際には注意が必要です。

また、ソーシャル・スキルも身に着けておくと役に立ちます。

ソーシャル・スキルを磨く中では、ロールプレイが行われたり、グループワークが行われたりすることもあります。

このスキルが不足していると、社会や人と上手に関われずに困難や葛藤、孤独感を引き起こすこともあります。

一般就労を目指すためにも、必要不可欠なスキルです。

就労移行支援事業所の選び方まとめ

就労移行支援の選び方や就職に繋がる利用のポイントを紹介してきました。

「意味ない」「最悪」「おかしい」などの評判・口コミがあって、就労移行支援事業所を選ぶのに躊躇している方もいるかもしれません。

就労移行支援から支援員と一緒に大手企業に採用された方がいるのも事実です。

「失敗しない選び方はないの?」「転職エージェントとの差は?」と戸惑いますよね。

就労移行支援事業所のおすすめランキングでは、リタリコや各事業所の紹介や比較をまとまています。あなたにぴったりの事業所を探しましょう!

 

関連ページ:就労移行支援おすすめランキング|評判比較の事業所に見学

就労移行支援事業所の探し方

「就労移行支援事業とは、何ができる場所なの?」とお悩みの方もいると思います。

就労移行支援事業は、就職や仕事探しを成功させるために通所し、プログラムやコミュニケーションスキルなどの知識や経験を積む場所です。手帳なしでも利用できることがあるので、事業所に相談してみてください。

今までハローワークや転職サイトなどで一人で就職・転職活動されていた方が「現状を変えたい!」と考えたときに利用できる場所でもあります。

就労移行支援事業所を自分で探してみたいという方には、探し方の2つのポイントをご紹介します。

  1. 障害福祉サービス等情報検索WAMNET(ワムネ
  2. 市町村の障害福祉課への相談

市町村の窓口などにいきたくない方は、探し方1がおすすめです。全国の就労移行支援事業所を検索可能です。就労移行支援事業者数は全211件(2021.7.28現在)

統合失調症、復職(リワーク)、発達障害専門の、などの診断名や理由などでは検索はかけれません。

就労移行支援事業とトラブルがあった場合には、解決法として苦情と市町村の窓口を利用することをおすすめします。

探し方1:障害福祉サービス等情報検索WAMNET(ワムネット)を使う

市町村の窓口にいきたくない方や自宅で調べたい方におすすめなのが、障害福祉サービス等情報検索WAMNET(ワムネット)です。

障害福祉サービス等情報検索WAMNET(ワムネット)の使い方

①地域名から県と市町村を選択する
②サービス名を選択する【就労移行支援】
③地図もしくは一覧で気になるものの詳細をクリックする

住所、電話番号、ホームページ、法人の名称等が記載されています。
ホームページから各事業所にとぶことができます。

自分の通所できる範囲に絞って、検索可能なので便利なツールです。

ただ、各事業所の評判・口コミ、特徴などがまとめられてないがデメリットだと思います。

探し方2:市町村の障害福祉課への相談

市町村の障害福祉課の窓口ではへ行くと、専門機関の紹介も相談にのってくれます。
また、就労移行支援事業所を利用する際には利用申し込み手続きも行ってくれます。

就労移行支援事業所を探すにあたり、人に相談にのってもらいたい方にはおすすめの探し方です。

障害福祉課も市町村の窓口の一つなので、相談をするまでに待ち時間が発生する可能性がある、担当された方の知識にばらつきがあるのはデメリットです。

障害のある人の福祉に関する様々な問題について、障害のある人等からの相談に応じ、必要な情報の提供、障害福祉サービスの利用支援等を行うほか、権利擁護のために必要な援助も行います。
また、こうした相談支援事業を効果的に実施するために、自立支援協議会を設置し、中立・公平な相談支援事業の実施や地域の関係機関の連携強化、社会資源の開発・改善を推進します。

相談窓口
市町村(又は市町村から委託された指定特定相談支援事業者、指定一般相談支援事業者)

事業内容
・ 福祉サービスを利用するための情報提供、相談
・ 社会資源を活用するための支援
・ 社会生活力を高めるための支援
・ ピアカウンセリング
・ 専門機関の紹介 等
※内容は各市町村によって異なります。

対象者
障害のある人やその保護者など

参考:障害のある人に対する相談支援について