ディーキャリア 評判|特徴
ディーキャリアは、大人の発達障害のある方をサポートする就労移行支援事業所です。
「発達障害の特性による苦手に工夫を。やりがいのある仕事で働くを楽しむ。」をサポートするプログラムを提供しています。
ディーキャリアでは、失敗を繰り返さないためのカリキュラムで長期的な活躍を実現できるプログラムを用意しており、就職後の職場定着率は93.4%と驚異的な定着率を実現しています。
就職時の平均給与は19.1万円と経済的自立を目指せる就職実現を全面サポートしている点が嬉しいポイントです。
発達障害に特化したコンテンツを提供しているので、大人の発達障害がある方におすすめの就労移行支援事業所です。
この記事では就労移行支援事業所 ディーキャリアの評判・口コミからメリット、デメリットを紹介します。
また、就労移行支援のおすすめを比較されたい方は、関連記事にてランキング形式で比較しました。あわせてご活用くださいね。
ディーキャリア(d-career)とは?
商号 | デコボコベース株式会社 |
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代表 | 代表取締役CEO 上岳史 |
事業内容 | <障害児通所支援事業> 児童発達支援事業〔ハッピーテラスキッズ〕7拠点 放課後等デイサービス事業〔ハッピーテラス〕124拠点 ※多機能型を含む <就労移行支援事業> 就労移行支援事業〔ディーキャリア〕69拠点 就労移行支援事業〔ディーキャリアITエキスパート〕11拠点 就労移行支援事業〔ジョブサポート〕1拠点 就労移行支援事業〔ディーキャリアワーク〕3拠点 ※多機能型を含む <自立訓練(生活訓練)事業> 自立訓練(生活訓練)事業 〔ディーカレッジ〕2拠点 全国217拠点 (2022年7月1日時点) |
設立 | 2014年7月 |
資本金 | 26,547,915円(資本金及び資本準備金) |
所在地 | 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-31 VORT芝浦 Water Front6F |
凸凹が活きる社会を創る
「発達に凸凹があっても、社会の一員として自然に受け入れられ、活躍できる」の実現を目指す会社です。
就労移行支援事業の他に、障害児通所支援事業として児童発達支援事業「ハッピーテラスキッズ」、放課後等デイサービス「ハッピーテラス」、自立訓練(生活訓練)事業の自立訓練(生活訓練)事業所 〔ディーカレッジ〕を運営しています。
ディーキャリアの就職先
ディーキャリアの就労移行支援を利用された方の就職先事例を紹介します。
事例1:ADHD(注意欠如・多動性障害)
- コミュニケーションが苦手
- マルチタスクが苦手
- 短期記憶が弱い
就職先 | システム開発会社 |
職種 | システムエンジニア |
雇用形態 | 正社員 |
給与 | 21.5万円 |
事例2:ADHD(注意欠如・多動性障害)双極性障害
- 感覚過敏がある
就職先 | 人材派遣会社 |
職種 | 一般事務 |
雇用形態 | 契約社員(正社員登用制度有) |
給与 | 18.5万円 |
事例3:ADHD(注意欠如・多動性障害)社交不安障害
- コミュニケーションが苦手
- 感情のコントロールが苦手
- 過集中になる・疲労に気づかない
就職先 | ソフトウェアの品質保証・テストをおこなうIT企業 |
職種 | テストエンジニア |
雇用形態 | 契約社員(正社員登用制度有) |
給与 | 18万円 |
事例4:ADHD(注意欠如・多動性障害)
- 集中力が続かない
- コミュニケーションが苦手
- マルチタスクが苦手
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就職先 障害福祉ベンチャー企業 職種 デザイナーアシスタント 雇用形態 アルバイト(正社員登用制度有) 給与 18万円(時短勤務)
事例5:ADHD(注意欠如・多動性障害)
- 感情のコントロールが苦手
優先順位をつけることが苦手
就職先 | エレクトロニクス総合商社(東証一部上場) |
職種 | プログラマー |
雇用形態 | アルバイト(入社1年経過後、正社員登用予定) |
給与 | 22.5万円 |
こうして幾つかの事例をみると IT関係に強く傾向がありますね。ストレスへの付き合い方、周囲との関係性などその人の課題にあった取り組みが就職に結びついている状況でした。
ディーキャリア 評判|口コミ
ディーキャリアの評判・口コミを紹介します。
ディーキャリアの良い評判・口コミ
「ストレスへの付き合い⽅」を学びました。体調管理シートの活⽤を通して、ストレスに気づけるようになりました。
⾃分なりの「ストレスの対処⽅法」を習得することで、体調不良もほとんどなくなり、ネガティブな気持ちになったときの感情コントロールもできるようになりました。公式HPより
タスク管理とスケジューリングを⼀緒におこないながら、単位の取得と就職活動を同時に進めました。働いた経験がなかったので、企業実習に参加したのですが、体力や精神面に負担がない環境を選ぶ必要性を感じることができ、自分にあった働き方を知るきっかけになりました。
公式HPより
「コミュニケーションチェックリスト」をもとに、「相槌」「質問の仕⽅」など、⾃分に必要な項⽬を重点的に訓練し、コミュニケーションに対する恐怖⼼が軽減しました。
今では「私の意図は伝わっているか?」「相⼿を理解できているか?」確認しながら仕事をしており、⼈とのかかわりが楽になりました。公式HPより
模擬ワーク(事業所をオフィスに見立てた職業体験プログラム)を通じ、どのようなときにミスがでてしまうのかを検証し、⾃分の障害特性についての理解を深め、⾃⼰対処⽅法を習得しました。
短期で就職する必要があったのですが、希望通りの3か⽉半で無事内定を獲得することができました。公式HPより
「なりたい姿の明確化」や「目標設定と振り返り」によって効率よく課題の解決に取り組んだおかげで、仕事を通して実現したいことを見つけられました。
その後『障害のある自分だからこそできる仕事をしたい』という目標を持って就職活動に臨んだ結果、自分の理想に合う会社に入社できました。公式HPより
病院行ってきたら先生にディーキャリアっていう就労移行支援おすすめされたわ
参考:Twitter
ディーキャリアの評判口コミでは以下のような傾向がありました。
- ストレスへの向き合い方を学べた
- 企業実習に参加して体力・精神的負担の少ない環境を選ぶ必要性を学べた
- 自分にあった働き方を見つけられた
- 自分の障害特性について理解を深められた
- プログラミング、IT特化の訓練ができた
- ZOOMを利用した講座を自宅で参加できた
ディーキャリアは、発達障害のある方の退職理由をヒントに発達障害の特化したコンテンツを揃えており、自身の特性を理解することがからスタートしています。
障害特性による苦手への対策をすることで同じ失敗を繰り返さないように学べることへの評判の良さが口コミに反映されていました。
また、自己対処法と就職先に求める配慮事項を知ることで働きづらさに工夫ができるようになっているので自分の理想に合う会社を見つけられる点も評価されていました。
スタッフの方のわかりやすい説明、丁寧な対応と相談が良い、適度な休憩で疲れないと支援の質の高さの口コミも多いことから良い評判も多くありました。
ディーキャリアの悪い評判・口コミ
通所一日で辞めたくなりました。
事前に嫌と言っていたのに初日にみんなの前立たされて個人情報など発表させられました。参考:Twitter
最悪ですね
マジで無理です就労移行支援事業所 ディーキャリア海老名オフィス
ディーキャリアの悪い口コミでは、就労移行支援事業所の支援員との相性が悪く最悪と評価される方もいらっしゃいました。
ディーキャリアでは、オリジナルプログラムの無料体験会を全国で実施しています。
ご家族や関係機関の方の同席しても大丈夫なので実際にディーキャリアの就労移行支援を利用する前に口コミ評判の真相を評価するために体験してみましょう。
ディーキャリア 評判・口コミ|メリット
ディーキャリアの評判・口コミからわかるメリットを紹介します。
メリット1:発達障害の特性に応じたプログラムがある
ディーキャリアのメリットは発達障害の特性に応じたプログラムがあることです。
発達障害のある方の退職理由をヒントに、「働きやすさ」を目指すための独自開発プログラムを用意したからです。
ディーキャリアは数ある障害でも発達障害に特化しています。
発達障害は「見えにくく、分かりにくい障害」と言われています。同じ診断名がついても、特性は十人十色であることから「自分の障害特性」を理解しないと、就職をしてもうまくいかない可能性が高いです。
そこでディーキャリアでは、発達障害に特化し、「障害特性の理解」「苦⼿への対策」「定着⽀援」を行っています。
具体的には[ライフスキルコース][ワークスキルコース][リクルートコース]の3ステップで社会で活躍しつづけることを⽬指します。
- ライフスキルコース:「⽣きやすさ」= ⾃⼰理解を深める
- ワークスキルコース:「働きやすさ」= 仕事スキルを⾼める
- リクルートコース:「働き続ける」= 継続するコツを掴む
就職後には、⾃分⾃⾝で「障害特性」を説明しなければならないため、「特性理解」の⽅法についてレクチャーします。
また、感情のコントロール⽅法、コミュニケーション⼿法、ストレスへの対処法など障害特性からくる「苦⼿」への対策を学びます。
発達障害の退職理由をヒントにしているから、悩みがピンポイントで理解しています。
悩みをカリキュラムに組み込み工夫の仕方を学べるところがディーキャリアのメリットですね。
メリット2:職場環境を想定した「オフィス環境」でトレーニングできる
ディーキャリアの2つ目のメリットは職場環境を想定したオフィス環境でトレーニングできることです。
就職後を見据えたサポートを行うためです。
ディーキャリアでは、実際の職場環境を想定した「オフィス環境」として、ファシリティ(設備)、ビジネスマナーに沿ったオフィスルールを設けるなど、模擬職場を作っています。
支援スタッフを上司に見立て実際に働くときの空間に近しい環境を作っています。
模擬職場での訓練ではただ単にテキストに沿って模擬業務をするのではなく、自分の障害特性による苦手に向き合うことでセルフケアや対策を身につけること、就職先に依頼をする合理的配慮を見いだすことを目的にしています。
実際に“働く環境”で直面する課題への対処法実際することで身につけていける様なプログラムとなっています。
発達障害の退職理由の一位にあげらているのは、「対人関係がうまくいかなかった」です。
実際の職場環境で複数の方と一緒に学ぶことで自身の特性を理解し、就職に向けて学んでいきます。
オフィス環境ならではの課題を把握できるので不安を解消していけるのが嬉しいですね。
メリット3:利用者限定の求人サイト「ディーキャリアジョブ」がある
ディーキャリアの3つ目のメリットは、利用者限定の求人サイト「ディーキャリアジョブ」があることです。
障害者求人枠にて募集している企業と繋がりがあるからです。
就労移行支援の一つのゴールは就職すること、働き続けることです。
そのためには本人の障害の特性の理解、スキルアップも必要ですが、企業側の配慮が必要です。
ディーキャリアが独自に開拓しているので障害者雇用に積極的な企業が多く存在しています。ディーキャリアでは、就職先開拓や企業の採用支援といった外部への営業を行っている就職支援員が配置しています。
ディーキャリア独自で開拓した発達障害(精神障害)のある⽅の採⽤に積極的な企業の求人案件を検索できる点は嬉しいポイントですね。
ディーキャリア 評判・口コミ|デメリット
ディーキャリアの評判・口コミからデメリットを紹介します。
デメリット1:発達障害以外には不向きである
発達障害に特化しているため、精神障害や知的障害、身体障害などの障害がある方や難病の方には、不向きなようです。
ASD(自閉症スペクトラム障害症)やADHD(注意欠陥・多動性障害)向けのコンテンツを揃えていますが、うつ病、双極性障害、不安障害、統合失調症、学習障害には不向きです。
大人の発達障害を持ちながらうつ病を併存している場合は、発達障害に向けのサポート内容で対応できるかもしれません。
大人の発達障害ピンポイントの支援となるので、発達障害以外の方は向いていないかもしれません。
デメリット2:昼食代・交通費は自己負担
ディーキャリアの2つ目のデメリットは、昼食代・交通費は自己負担であることです。
昼食代・交通費を補助する就労移行支援事業所もありますが、ディーキャリアではありません。
就労移行支援の費用は多くの方が自己負担なしで利用できていますが、昼食・交通費に関してはかかってきますので、実際に見学してみてから検討してみだくださいね。
ディーキャリア 評判|就労移行支援利用の流れ
ディーキャリアの就労移行支援の利用の流れを紹介します。
就労移行支援の流れは5ステップです。
- ステップ1:お問い合わせ
- ステップ2:無料見学面談
- ステップ3:無料体験
- ステップ4:ご利用申請手続きの案内
- ステップ5:利用契約(サービス利用開始)
ステップ1:お問い合わせ
ディーキャリアに電話、または問い合わせフォームから問い合わせをします。
電話番号:0120-802-146
お問い合わせの際は
- お名前
- 見学・面談希望オフィス
- 連絡先
- 障害内容(診断名)
- 見学・面談の希望日程
を伝えます。
見学・面談希望オフィスが決まっていない場合には、お住まいの近くか、ご都合のよいエリアに近いオフィスを案内してもらえるので気軽にお問い合わせをしてみてくださいね。
ステップ2:無料見学面談
ディーキャリアの雰囲気や利用者、プログラムを見学します。
見学では詳しいプログラム内容や就労移行支援事業所の利用に関する説明してもらえます。
日々の困りごとや解決をしたい課題、障害に関する相談・質問に関する面談を実施することもしてみてください。
ステップ3:無料体験
実際のディーキャリアのプログラムを体験できます。
費用は無料です。
無料体験では、期間は決まっていませんが、2~3日程度体験をされる方が多いです。
可能であれば、朝礼から終礼までの丸1日体験をし、一日の流れやディーキャリアのルールなどを確認がおすすめです。
ステップ4:ご利用申請手続きの案内
ディーキャリアの利用を決めたら利用の手続きします。
ディーキャリアのスタッフが一連の流れを説明してくれます。
具体的には「障害福祉サービス受給者証」の申請・発行の方法です。
行政窓口に「就労移行支援」を利用したいことを伝え、必要書類を用意し、手続きの方法、
「サービス等利用計画書(就労移行支援を利用する目的や、訓練の内容などを記載した書類)」の作成の案内があります。「相談支援事業所」で作成をするか、ご自身で作成をする「セルフプラン」のどちらかの対応です。
相談支援事業所での作成となることが多いですが、ご自身で作成する場合にはディーキャリアスタッフが作成のサポートしてくれます。
ステップ5:利用
手続きが完了しましたら、お住まいの行政より
「障害福祉サービス受給者証」が発行されます。
障害福祉サービス受給者証の発行が完了次第、利用をする事業所と利用契約をおこないます。契約が完了次第、利用を開始します。
契約後、ディーキャリアスタッフと「個別支援計画書」を作成します。就職を目指すための目標を立て、必要なプログラムの内容やスケジュールを計画していきます。
ディーキャリア 評判|料金
就労移行支援の自己負担額は、厚生労働省で定められていて、前年度の収入によって負担額の上限は変わります。ですが、利用者の9割以上の方が自己負担0円です。
区分 | 世帯収入状況 | 負担上限 |
生活保護 | 生活保護世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村税非課税世帯(※1) | 0円 |
一般1 | 市町村税非課税世帯(所得割16万円未満)(※2) *入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用を除く(※3) |
9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
(※1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(※2)収入が概ね600万以下の世帯が対象になります。
(※3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合「一般2」となります。
※その他条件によって減免があるので、各行政に確認してください。
ディーキャリア 評判・口コミまとめ
ディーキャリアは大人の発達障害に特化した就労移行支援サービスです。
全国に展開しており、失敗を繰り返さないためのカリキュラム、長期的な活躍を実現できるプログラムで、就職後の職場定着率は93.4%と人気があります。
無料体験・見学を実施しているので検討されている方はぜひお問い合わせしてみてくださいね。
また、就労移行支援はあなたとの相性が大切です。いくつかの事業所を見学してから決めてくださいね。